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代理権消滅後の表見代理【民法改正】

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代理権消滅後の表見代理

  1. 他人に代理権を与えた者は、代理権の消滅後にその代理権の範囲内においてその他人が第三者との間でした行為について、代理権の消滅の事実を知らなかった第三者に対してその責任を負う。ただし、第三者が過失によってその事実を知らなかったときは、この限りでない。
  2. 他人に代理権を与えた者は、代理権の消滅後に、その代理権の範囲内においてその他人が第三者との間で行為をしたとすれば(1)の規定によりその責任を負うべき場合において、その他人が第三者との間でその代理権の範囲外の行為をしたときは、第三者がその行為についてその他人の代理権があると信ずべき正当な理由があるときに限り、その行為についての責任を負う。

代理権消滅後、以前与えられていた範囲「内」で他人が代理行為をおこなった場合

代理権を与えていて、その後、その代理権が消滅したとします。それにも関わらず、代理人が以前与えられていた代理権の範囲内で代理行為を行った場合、原則、本人は善意の第三者に対して責任を負います。ただし、例外として、第三者が有過失の場合は、本人は責任を負わなくても大丈夫です。つまり、第三者が善意無過失の場合のみ表見代理を主張でき本人が責任を負うわけです。

代理権消滅後、以前与えられていた範囲「外」で他人が代理行為をおこなった場合

上記同様、第三者は、善意無過失の場合に限り、表見代理を主張でき、本人が責任を負います。