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不正な条件成就【民法改正】

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不正な条件成就

条件が成就することによって利益を受ける当事者が不正にその条件の成就を実現させたときは、相手方は、その条件が成就しなかったものとみなすことができる。

利益を受ける者が不正に条件を成就させた場合

これは、具体例を考えればわかりやすいです。例えば、A社とB社は同じ製造業者であり、Aはaという特許を持っていたとします。この特許はB社も簡単にまねすることができるものだとします。そして、一度B社がA社に無断で特許aを使用したとして、争いになったが、これは話し合いで和解しました。その時に「もし、今後、無断で特許aを使ったら、賠償金1億円です!」と約束したとします。その後、B社は特許aを使用していませんでしたが、A社はこの賠償金1億円を取りたいために、A社のお客さんとグルになって、B社の商品に特許aをつければ、高く買います!と吹っ掛けて、B社に特許aを使わせるように企てて、罠にはまったB社は、特許aを使ってしまいました。この場合、利益を受けるA社は不正に「もし、今後、無断で特許aを使ったら」という条件を成就させたわけなので、B社は、この条件は成就しなかったとして、賠償金1億円を免れることができます(払わなくてもよい)。